BLOG
立て看板更新 -謹賀新年2020-
新年、あけましておめでとうございます。立て看板のイラストを更新しました。
令和最初の新年です。新年らしさを意識して、今回のイラストのモチーフにはおめでたいお正月の花飾りと今年の干支である子(ネズミではなく、ハリネズミですが…)の組み合わせを選びました。マーカー全色をフル活用して、華やさを演出してみました。
もともと十二支の子、丑、寅…の表記には動物の意味はなく、古代中国では方角・時刻・月を表すものとして用いられてきました。十二支が日本に伝わったのは六世紀半ば頃で、庶民が十二支を覚えやすくするために身近な動物が当てられたとのこと。江戸時代には一般市民の間に浸透していたそうです。
「1月1日の朝、新年の挨拶のために一番早く来た者から十二番目の者までは、1年ごとに順番に動物の大将にする」という神様と動物の間の取り決めから始まるエピソードが、日本の十二支の由来となっています。
今年の干支である子=ネズミは、牛の背中に乗り、門が開いた瞬間に牛の背中から飛び降り1番に到着したため、晴れて十二支の1番の座を勝ち取りました。そして、このネズミの策略によって十二支の座を逃したかわいそうな動物が猫(ネズミがわざと「集合日は1月2日である」という嘘を猫に吹き込み、猫もそれを信じてしまったため)というのは有名な話です。なかなかの策士ですね…!
似たような話は朝鮮半島、モンゴル、中央アジア、ロシア周辺でも聞かれ、十二支が使われている地域は多くありますが、国によって動物に多少違いがあるそうです。