「SEO対策」という言葉に、本当に意味はあるのでしょうか

Webサイトを作ると、たいてい「SEO対策もしましょう」という話になります。検索したときに、上の方に表示されるように。順位が上がらないと、なんとなく焦って、専門の会社に相談しようかと考える。
その気持ちは、とてもよく分かります。ただ、私たちは「SEO対策」という言葉を聞くたびに、小さな違和感を覚えるのです。今日は、その違和感の正体を、少しだけお話しさせてください。
「対策」とは、誰に対する言葉でしょうか
「対策」という言葉は、何かに対して身構えることを意味します。台風対策、花粉症対策。相手は、こちらの都合とは関係なく襲ってくる、コントロールできない何か。
では、SEO対策の「相手」は、誰なのでしょうか。
言葉の使われ方を見ると、その相手は、どうやら検索エンジンのようです。検索エンジンのアルゴリズムがどう変わった、どういうキーワードを入れれば評価される、どんな構造だと上位に来る。たしかに、そういう技術的な話は存在しますし、意味がないわけでもありません。
でも、ここで一度立ち止まってみたいのです。検索しているのは、本当に、機械なのでしょうか。
検索窓の向こうには、人がいる
当たり前のことですが、検索エンジンを使っているのは、人です。
誰かが「ホームページ 制作会社 選び方」と検索するとき、その指がキーボードを打つ前に、必ず何かがあります。リニューアルを任されて困っている。何から手をつけていいか分からない。相談できる相手を探している。そういう、生きた困りごとや願いが、たった数語の検索キーワードの奥に、隠れています。
SEOを「検索エンジン対策」として捉えると、私たちは機械の機嫌をうかがうことに一生懸命になります。でも、SEOを「検索してきた人に応えること」として捉え直すと、やるべきことは、まったく違って見えてきます。
一度、その人を思い浮かべてみる
あなたのWebサイトに、検索から辿り着く人のことを、想像してみてください。
その人は、何に困って、その言葉を検索窓に打ち込んだのでしょうか。
どんな答えが目の前に現れたら、「そう、これが知りたかった」と、ほっと息をつくのでしょうか。
そしてあなたのページは、その人の問いに、本当に応えられているでしょうか。
検索エンジンを相手に順位を競うのではなく、その一人に応える。遠回りに見えて、実はこれが、一番確かな道なのだと思います。なぜなら、検索エンジンもまた、年々、「人の問いに、本当に応えているページ」を上位に置こうと、賢くなり続けているからです。小手先で順位を上げる技術は、いつか通用しなくなります。でも、「人に応える」という姿勢は、古びません。
本当に欲しいものなら、人は苦労してでも辿り着く
もう一つ、私たちが大切にしている考え方があります。
それは、「人は、本当に欲しいものなら、どんなに苦労してでも、買いに行く」ということです。
検索順位を上げようと、多くの会社が必死になります。少しでも上に、少しでも見つけてもらいやすく、と。その努力自体は、間違っていません。存在を知られなければ、どんなに良いものも、届かないからです。
でも、順位を追いかける前に、一度問うてみたいのです。あなたのその中身は、人が「苦労してでも辿り着きたい」と思うものになっているでしょうか、と。
本当に欲しいものを見つけた人は、検索結果の二ページ目でも、三ページ目でも、探してでも辿り着きます。逆に、どこにでもあるようなものは、たとえ一番上に表示されても、素通りされてしまう。だとすれば、「どう見つけてもらうか」の手前に、「そこまでして辿り着きたいと思われる何かが、自分たちにあるか」という、もっと大切な問いがあるはずなのです。
検索の技術を、少しだけ脇に置いて
SEO対策という言葉を、一度だけ、脇に置いてみてください。
その代わりに、検索窓に言葉を打ち込んだ、一人の人を思い浮かべてみる。その人が何に困り、何を求めて、あなたのところへ来ようとしているのか。その人に、あなたは何を返せるのか。
そこから始まったものは、たぶん、どんなテクニックよりも遠くまで、そして長く、届きます。検索エンジンに向き合うのをやめて、その向こうにいる人に向き合ったとき。順位は、後から、静かについてくるのだと思います。
ところで、「検索してきた人に、何を返すのか」を突き詰めていくと、そもそもWebサイトに何を書くべきか、という問いにたどり着きます。こちらもどうぞ → そもそもWebサイトに、何を書けばいいのでしょう
話はわかったけれど、できれば相談しながら進めたい。
ためになりそうな記事は読んだけど、実際に進めるにあたり全体の流れがわからない。
できれば自社に合わせて具体的なアドバイスが欲しい、手伝って欲しいなど、
状況に合わせてサポートをいたします。お気軽にご相談ください。
この記事を書いたひと

コラム推進チーム
南青山にあるWeb制作会社 GUCIO & Co.のディレクターチームです。普段さまざまな企業の方のお話を聞いている私たちだから山ほどある「伝えたいこと」を、AIのチカラを少し借りて記事にしています。新しいテクノロジーに助けてもらいつつ、お客様に役立つ情報をどれくらい発信できるのかを確かめたくて、継続的に記事を掲載していきます。もしも情報の内容などでお気づきのことがありましたら、どうぞ遠慮なくお問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。