お客様の体験を想像してみる

customerjourneymapsampleGUCIO & Co.では、たくさんの人々に商品やサービスを販売している企業から、大手企業向けに大規模なシステムを販売しているIT企業さんまで、クライアントさんは本当にいろいろな方がいらっしゃいます。それはつまり、毎度まいどクライアントさんのビジネスを理解しつつ、第三者として客観的な提案ができなくちゃいけないということです。
書いていると簡単そうですが、これが実に奥が深くて難しいのです。

Webサイトやサービスを企画する際、どんな体験を経て人がお客様に変わっていくのかを分析しますよね。というより分析しないとプロモーションやWebサイトのコンテンツや構成の設計ができないですよね。そういう時に作ってみるモノの一つに、Customer Journey Mapなるものがあります。

Webサイトを作るときに「こんな人に訪問してほしい」という目的に合わせて人物像(例えば20代独身女性とか)を仮想で作り上げ、その人ならきっとこういうのが好きだろうという感じで仮説を立てて進めるということはよくありますが、もう少し本格的に仮説を立てる方法です。企画する人たち(たとえば広告代理店の人とか)は当然のように毎回クライアント毎に作って提案しているハズですが、我々制作をしている人間はこれまであまりそこまで踏み込んでいなかった気がします。

私たちのような制作会社は、これまで誰かが「こうしたい!」というところまで企画したWebサイトなどに対して、プロとしてこういう風にするのがいいんじゃないですかと提案してきたわけです。ところが、2年くらい前からそもそも本当にWebサイトに投資するべき問題なの?というところから一緒に考えて行かないといいものができない気がしてきました。

それを考えるためにも、クライアントさんのビジネスを理解して、クライアントさんのお客様(ややこしいですが)がどういうふうにクライアントさんの商品・サービスを知って、実際に購入・利用する場面が訪れるようになるのかまでを仮説を立てて検証することがとても大切だと思います。

この話はいずれまたGUCIO & Co.のサービスを紹介するときにでも書くことにします。